>会長挨拶

 鳥取大学工学部同窓会会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より本会の活動に対しまして、ご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 工学部同窓会は、1970年(昭和45年)に発足し、2020年(令和2年)で設立50周年を迎え、会員は18,000人を超えるまでに成長しております。工学部は2015年(平成27年)に創立50周年を迎えたのを機に、それまでの8学科から現在の4学科に改組・再編され、新学科での卒業生も巣立っております。今後は、従来の学科単位の枠を超えて、工学部同窓会会員としての繋がりをより強くしていくことが必要ではないかと思われます。

 さて、我々人類は、新型コロナウイルス感染症という世界史に残るパンデミックと闘っております。比較的感染拡大が抑えられている日本でも、多くの感染者が出る中で、経済活動を含めた様々な影響を受けており、未だに予断は許されない状況にあります。
 鳥取大学でも、卒業式や入学式が中止となった他、長期間の遠隔講義を余儀なくされ、学生は生活資金の捻出に苦労したり、就職活動に制限を受けたりするなど多くの影響が出ております。
 一方、社会人会員の皆様におかれましても、事業活動の停滞やリモートワーク・外出自粛などで生活は一変し、ウィズコロナでの新しい日常を送られていることと思います。
 コロナ禍の中、会員に対して同窓会の存在意義をどう示せるのかを考えますと、やはり同窓会という組織として、会員相互や母校鳥取大学とのネットワークを活用し、情報交換することで、ビジネスチャンスの拡大や就職・転職のサポートができれば、会員の皆様が難局を乗り越える一助になり得ると思います。
 また、同窓会活動の大きな柱であり、同窓会の重要な役割として、在学生支援事業への資金拠出や学費援助奨学金・海外研修奨学金などの支援・サービスにも、従前より積極的に取り組んでおり、今後も鳥取大学学友会とも連携し、全学に視野を広げることで、鳥取大学の一層の発展に微力ながら寄与できればと考えております。

 最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症が一日でも早く終息することを願いつつ、工学部同窓会の今後益々の発展のためにご指導ご鞭撻を賜りますとともに、変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


 鳥取大学工学部同窓会
 会長 西墻 徳彦 (昭和54年 資源循環化学卒)